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伝染性紅斑

今年度の流行状況

伝染性紅斑は年によって発生に差がみられる疾患ですが、東京都では昨年秋(第42週)より過去5年平均を大きく上回る状態が続いています。
厚木市第16週は、伝染性紅斑の定点あたりの報告数が警報レベルの2を超えている地域が増加しており、大きな流行の発生が疑われています。

グラフ:厚木保健福祉事務所 H27.4.17より

伝染性紅斑とは?

ヒトパルボウイルスB19を原因とする感染症です。患者報告は小学校入学前後の小児のものが多いですが、成人の発症もあります。症状は、両頬に赤い発疹、体や手・足に網目状の発疹がみられ、1週間程度で消失します。両頬がりんごのように赤くなることから、通称『りんご病』と呼ばれています。発疹が淡く、他の疾患との区別が難しいこともあります。発疹が出現する7~10日前に、微熱や風邪のような症状がみられることが多く、この時期にウイルスの排出量が最も多くなります。

画像:国立感染症研究所HPより

検査と診断

通常、小児では典型的な臨床症状から診断されることがほとんどです。成人の場合、頬部の紅斑などを伴わないことがあり、風疹との鑑別が困難なことがあります。ウイルス学的な検査が必要になります。

治療

特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。多くの感染者は、自然経過で治ります。

予防のポイント

予防接種はありません。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染(飛沫・接触感染)する感染症なので、一般的な予防対策(手洗い、うがい、咳エチケット等)を心がけることが大切になります。
ただし、症状が現れた時は、すでに感染力がないため、感染予防が困難な病気です。

学校保健安全法における取り扱いについて

2次感染予防が困難なため、登校停止期間は設けておりません。

注意を要する方々

妊婦

妊婦から胎児に感染すると流早産しやすく、
稀ではありますが、重度の貧血から
胎児水腫→胎児死亡をおこすことがあります。
妊娠前半期の感染がより危険ですが、妊娠後半期でも
胎児への感染は生ずるとの報告もあります。

溶血性貧血の患者

貧血が進行することがあります。

周囲で流行がみられる時は、外出時はマスクを着用しましょう。

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