初めての予防接種は生後2カ月から、ヒブや小児用肺炎球菌ワクチンからスタートしましょう。
ヒブや小児用肺炎球菌ワクチンを接種することで、細菌性髄膜炎を予防できます。
日本では年間800人のお子さんが、この2種類の細菌による髄膜炎を発症しています。
生後3カ月になれば、四種混合ワクチンが受けられます。
BCGの標準接種年齢は、生後5カ月~8カ月未満になりました。但し1歳未満までは
公費の接種の対象になります。
日本脳炎ワクチン未接種者の接種時期が緩和されました。
平成7(1995)年6月1日~平成19(2007)年4月1日生まれの方に、6カ月以上20歳未満の間、定期予防接種ができるようになりました。平成17年~21年度の間に日本脳炎ワクチンの接種の機会を逃した方々は、公費で接種ができます。
接種スケジュールについては、担当医にご相談ください。
2011年2月から、ヒブ、小児用肺炎球菌、子宮頸癌予防ワクチンが、一定の年齢で公費接種になります。
接種対象年齢
ヒブ:2ヶ月~5歳未満
小児用肺炎球菌ワクチン:2ヶ月~5歳未満
子宮頸癌予防ワクチン:小学6年~高校1年
ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチン、4種混合ワクチンは、同時接種が可能です。
平成23年1月19日、日本小児科学会は「同時接種」を推奨する見解を発表しました。
同時接種により、副反応が増強されることがないことや、早期に接種を完了することができ、
医療機関受診の負担軽減により接種率を上げることができることが主な推奨理由です。
接種スケジュールについては、主治医にご相談ください。
こどもの肺炎球菌感染症はこども用の肺炎球菌ワクチンで予防できます。
肺炎球菌は、子どもの鼻やのど、気道にいるとても身近な細菌です。
子どもの体力や抵抗力が落ちた時に下記のように感染症を引き起こします。
細菌性髄膜炎
菌血症
肺炎
中耳炎
子どもの肺炎球菌感染症は、子ども用の肺炎球菌ワクチンで予防でき、現在世界100カ国で接種され、定期接種をしている国では細菌性髄膜炎などの重い感染症の確立が98%下がりました。
2007年に、WHO(世界保健機構)は、子ども用の肺炎球菌ワクチンを世界中で定期接種するように推奨を出しました。
接種年齢
生後2カ月以上から5歳以下
接種スケジュール